【推薦入試レポート】2018年筑波大学情報学群知識情報・図書館学類(ビブリオバトル入試)
今回は今年(2018年)受験した筑波大学情報学群知識情報・図書館学類の推薦入試(ビブリオバトル入試)に無事合格したので概要・対策・本番の様子について書こうと思います。
来年以降の受験を考えていらっしゃる方に少しでもお役に立てれば幸いです。
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まずは簡単に僕の紹介から
しかし、6月頃今年から知識情報・図書館学類の推薦要件が大幅に緩和されたことを知り、受験することにしました。
推薦入試の変更点は簡潔に書くと以下の通りです(詳しくは筑波大学公式のpdfを見てください)
※来年以降も変わる可能性があるので随時HPをチェックしてください
これは過去2年間の倍率が急激に下がった為だと思われます。
僕は評定4.2、既卒生の僕に受けない選択肢はありませんでした。
※評定は3つある推薦要件の一つに過ぎず、取れて無くても高校の実績や模試の成績などで出願できる場合もあるので評定足りないだけで諦めないでください!!!
参考までに倍率も載せておきます。
年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
---|---|---|---|---|
2021 | 40 | 52 | 多分40 | 1.3 |
2020 | 40 | 65 | 40 | 1.625 |
2019 | 40 | 89 | 40 | 2.225 |
2018 | 30 | 33 | 30 | 1.1 |
2017 | 20 | 23 | 20 | 1.2 |
2016 | 20 | 44 | 20 |
2.2 |
・受験当日の教室の雰囲気
僕は今年から既卒OKになったことで浪人生も沢山受けに来るのだろうと思っていました。甘かったです。僕の受験した教室は約70人の収容だったのですが浪人生らしき人は僕ともう一人だけ。皆制服の中僕だけが白のセーター(もう一人の方はブレザーっぽい服で制服と見分けが付きませんでした)。僕は浮きまくりでした。流石に驚きました。そういうの気になるよ!って人は落ち着いた色の服で挑んだ方が良いと思います^^;
対策
僕は特殊なのであまり参考にならないかもしれませんが。。。
・志望理由書
2週間前から高校の先生とメールで十数回やり取りして仕上げました。
筑波大学は志望理由書が必要な学部とそうでない学部が存在し、僕は見落として不要だと思っていたので気づくのが遅くなりました。
僕の場合は高1の冬からずっと筑波!って言っていたので行きたい理由がある程度まとまっていましたが、通常は夏前からやることをオススメします。
例として僕の志望理由書を公開しておきますが、「へぇ~こいつはこんな感じで書いたのか~」くらいの気持ちで御覧ください。
・日本語小論文
2ヶ月前の10月頭から高校の先生に頼んで週二回の添削をして頂きました。
解いた問題は知識・メ創の推薦過去問、知識・メ創の後期日程過去問、群馬大学社会情報学部後期日程の過去問(群馬大学のHPにあります)、静岡大学情報社会学科前期の過去問、その他人工知能など最近のトレンドを取り上げた私立大学の過去問などです。
参考書は「吉岡のなるほど小論文講義10」を購入しましたが、問題は解かずに小論文の書き方のノウハウを吸収するためだけに使いました。
ニュースや新聞は余裕があればで良いと思います(因みに今年の問題は全く時事関係の知識がなくても大丈夫でした)
今後は知識よりも論理的に物事を考えるということへの比重が大きくなると思います。
・英語小論文
これは過去問以外にこれといった対策はしませんでした。
前期試験の勉強をしていれば大丈夫だと思います
強いて言うならばこれも文法や単語などの知識武装だけでは太刀打ちできず、文章の内容を正確に理解していないと解けない問題だったので全体を通して筆者が述べていることを理解できているかが重要だと思います。
難しい単語は注を付けてくれています(2019年度までは、今後は分かりませんが)。
やったことがある方もいらっしゃるかもしれません。実際今回の推薦入試にはビブリオバトル強豪校?と言われる学校の方も来ていたそうです。
しかし僕は2018年8月まで全く知りませんでした。
そこでビブリオバトル考案者である谷口忠太氏の「ビブリオバトル」という本を読みました。想像以上に面白かったので受験を考えている方はビブリオバトルの本質を知るためにも是非読んで頂きたいです。本を読むまでは学校の先生に対策してもらえば良いと思っていました。しかし、それはタダのスピーチの丸暗記になってしまい、ビブリオバトルの意義(本を通して人を知る。人を通して本を知る)から外れることに違和感を覚えました。そこでビブリオバトルを開催しているところをネットで探して飛び込みまくることにしました。ビブリオバトルの開催カレンダーは公式HPに載っています!!!
そして僕は10月24日の人生初ビブリオバトルから計7回のビブリオバトルを全て違う本で行いました。その中から一番皆さんに紹介したいと思った本を選び入試本番で使いました。
本番の会場では紙に書いた文章を丸暗記し直している人も一定数見受けられましたが、詰まってしまったらそれでいいじゃないですか。ビブリオバトルは丸暗記した完璧なスピーチではなくライブ感を持って自分が伝えたいことを論理的に相手に伝えられればそれで良いと思います。実際僕も本番で少し詰まってしまいましたがビブリオバトルにハプニングはつきものなので別に気にしなくて良いと思います。
学校の先生や友達としか練習してない!って言う人は是非、何処かで開催されているビブリオバトルに突撃して頂きたいです。そこから得られるものは本当に大きいですし、とても楽しいですよ!!!僕はTwitterで大学のビブリオバトルサークルに直接アポを取って混ぜてもらったこともありました。
一応本番の様子も図に書いておくので参考にしてください。特別ルールなどは無く、公式ビブリオバトルルールの通りです。
受験生の人数によって変わると思いますが、今回の受験者数89人の時は以下の通りです。
・昼食後6人ずつ4グループに分けられて呼び出される(待機場所は午前中試験を受けた教室)
・12:30~、13:30~、14:30~、15:30~に分けて行われた
・待機時間はトイレ以外は教室内待機。スマホは禁止。皆本を読み返したり、寝たりしていた。
・自分の番が終われば直ぐに帰れる
・①②③④は教室
教室内
・右上の画面は天井から吊っている大きな画面
・面=面接官
まとめ
長々とだらだら書いてしまいましたが少しでもお役に立てていれば幸いです。
僕の浪人生活をもっと詳しく知りたい方は此方もどうぞ(⌒-⌒; )
質問等ございましたらコメント欄やTwitter@ynyn1201までお気軽にどうぞ!!!
最後に落合陽一先生の言葉を載せておきます。頑張ってください!
応援セットよろしくおねがいします^_^
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どこに行くかより何をするかの時代だから,入試に一喜一憂することなく価値を生み出してれば,どこの大学に行こうが別にいいと思うよ.受験生という今を楽しんで.
— 落合陽一 (@ochyai) 2018年1月13日